スペイン・バレンシア自治州は富裕税の免税枠を2百万ユーロに引き上げ、申告者の84%が納税不要に。州政府の税収は…
国民党とヴォックスはスペイン・バレンシア自治州の富裕税免税枠を2百万ユーロに引き上げた。これにより申告者の84%が納税不要となり、州政府の税収はさらに28百万ユーロ減少する。バレンシア州議会で最終的な審議段階を通過したこの措置は、国民党とヴォックスの合意に基づくヴォックスの修正案によるもので、州内で最も多くの資産を持つ納税者を対象とした一連の減税を拡大するものだと、エルディアリオによるバレンシア税制改革の報道は伝えている。
免税枠は2百万ユーロに引き上げ
新たな規則は、バレンシア自治州で100万ユーロを超える資産を申告する人々に関係する。ただし、報道で用いられている課税対象財産の定義では、主たる住居と企業は除外されている。修正案は、富裕税の最低免税額を1百万ユーロから2百万ユーロへ引き上げるものだ。実際には、財務局の2023年データによれば、富裕税の申告書を提出した人の84%が今後この税を支払わなくなる。
州への影響は、課税対象から外れる人々に限られない。納税義務が残る納税者も、課税標準から追加の2百万ユーロを控除できるようになり、納税額が減少する。報道で示された当面の予算上の影響は、バレンシア州政府の税収がさらに28百万ユーロ減ることだ。
この変更の中心にあるのは、議会での手続きだ。

国民党・ヴォックス政権下で2度目の大幅引き上げ
2百万ユーロという基準は、国民党とヴォックスがバレンシア自治州の統治を始めて以来続く富裕税減税の流れにおける最新の段階だ。カルロス・マソンは退任する数か月前、ヴォックスと合意し、免税枠を500,000ユーロから1百万ユーロへ引き上げた。その後、財務局は州財政へのコストを62百万ユーロ近くと見積もり、以前の変更によって富裕税の納税者のおよそ半数が支払いをやめた。
現職のフアンフラン・ペレス・ジョルカ州首相は今回、再びヴォックスの支持を得て、この措置に続く新たな引き上げを実施した。したがって、以前の減税と今回の修正案は、同じ政策方針における別々の段階である。以前の国民党・ヴォックスによる最初の富裕税減税に関する報道では、最初の変更が多くの高資産納税者にどのような影響を与えたかが説明されている。
この流れは3段階にまとめられる。
- 報道で説明されている最初の国民党・ヴォックスによる引き上げ前は、免税枠は500,000ユーロだった。
- 以前の改革でそれは1百万ユーロに引き上げられ、税収への影響は62百万ユーロ近くに達すると見積もられた。
- 今回の修正案は最低免税額を2百万ユーロに引き上げ、さらに28百万ユーロの減収をもたらす一方、納税を続ける人々の課税標準も引き下げる。
報道は、こうした政治的方向性を、大資産層に対する幅広い減税と位置づけている。また、バレンシア州政府は、州議会の任期中に相続税・贈与税の措置で630百万ユーロを超える節約が生じたと主張しているほか、100,000ユーロを超える所得を得る人々への個人所得税の減税も強調している。
2023年の申告が示す課税基盤
報道で利用できる最も詳しい数字は、財務局の2023年データに基づいている。そこには富裕税申告書27,711件が記録され、そのうち1,156件は納税額がゼロだった。これらの数字は、新たな2百万ユーロの免税枠を下回る区分の間で、税負担がどのように分配されていたかも示している。
| 資産区分 | 申告者 | 納税総額 | 申告資産総額 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 500,000ユーロから1百万ユーロ | 13,307 | 10.3百万ユーロ | 10.2十億ユーロ | バレンシア富裕税報告 |
| 1百万ユーロから1.5百万ユーロ | 7,132 | 25.7百万ユーロ | 8.931十億ユーロ | バレンシア富裕税報告 |
| 1.5百万ユーロから2百万ユーロ | 3,001 | 26.4百万ユーロ | 5.347十億ユーロ | バレンシア富裕税報告 |
2023年、2百万ユーロ未満の3つの区分では、納税総額に異なる水準が生じた。
資産区分別の富裕税納税総額 (百万ユーロ)
報道によれば、500,000ユーロから1百万ユーロの区分にいた13,307人は、合計で10.3百万ユーロを支払い、1人当たり平均は約775ユーロだった。1百万ユーロから1.5百万ユーロの間にいた7,132人の申告者は合計25.7百万ユーロを支払い、1.5百万ユーロから2百万ユーロの区分にいた3,001人は26.4百万ユーロを支払った。新たな基準の下では、これらの区分のうち最後の区分にいる人々は、今後この税を支払わなくなる。
すでに計算対象外となっている資産
2百万ユーロの免税枠は、単独で機能するものではない。富裕税の制度では、すでにいくつかの資産区分が除外または免税となっているため、課税対象として評価される金額は、個人が所有するすべての資産を単純に合計したものではない。報道は次の区分を挙げている。
- 申告者1人につき300,000ユーロまで免税される主たる住居。
- 公認された芸術品または歴史的資産。
- 事業または専門職としての活動に関連する資産。
- 同族企業として扱われる企業の持分。
報道はまた、この政策の影響を受ける大資産層を、住居や企業を算入せずに1百万ユーロを超える財産を申告する人々と定義している。この区別は、恩恵を受ける人の数を読む際に重要だ。84%という数字は、バレンシア州の制度と既存の除外規定の下での富裕税申告者を指しており、俗な意味で総資産が2百万ユーロを超える可能性があるすべての人を指すわけではない。
実際の効果は、単にある集団を納税者名簿から外すよりも広い。新たな基準を上回る課税対象財産を持つ人々は、より大きな控除の恩恵を引き続き受ける一方、それを下回る人々は納税そのものから外れる。
改革の根拠となる行政文書は、バレンシア州の財務当局が保有している。

政治的対立の焦点は優先順位と税収
この改革に対し、バレンシア社会党は直接反応した。同党の報道官ホセ・ムニョスは、この政策は国民党とヴォックスが富裕な納税者の利益を最優先にしていることを示していると述べた。同氏は、2023年以降の税制措置が高所得者と大資産層を優遇する一方で、公衆衛生、公教育、社会保障サービスは悪化していると主張した。
これらの減税は機会の平等を損ない、社会的結束を破壊する。
エルディアリオの報道による、社会党報道官ホセ・ムニョスの発言
ムニョスは減税について、最富裕層の住民に対する隠れた免税措置だと表現し、人口のごく一部に利益を与える政策であることを批判した。同氏は影響を受ける集団をバレンシア州民の0.5%とし、残りの99.5%と対比させながら、待機リスト、生徒と教員の比率の高さ、仮設校舎、社会給付の削減に言及した。
また、減税の影響を受ける人々の申告資産総額にも言及し、報道では24.5十億ユーロとされていると指摘した。その一方で、他の一部の資産は課税対象に含まれないことも強調した。同氏の主張は、税収減を、保健、教育、社会サービスに対する州政府の責任と併せて評価すべきだというものだ。
これらの発言は、この措置に対する野党側の政治的評価を示している。具体的な財政上の事実はより限定的で、新たな免税枠は州税収の追加28百万ユーロ減少に結びついており、500,000ユーロから1百万ユーロへの以前の引き上げには、62百万ユーロ近くのコストが見積もられていた。
当面の財政効果は明確だが、より広い結果をめぐる議論は続く
報道は、相次いで実施された措置に伴う金額を区別している。免税枠を1百万ユーロに引き上げた以前の措置では、影響額は62百万ユーロ近くと見積もられていた。今回の2百万ユーロへの引き上げでは、直接税収がさらに28百万ユーロ減少し、納税義務が残る納税者の課税標準も下がる。これらを合わせた数字は、今回の改革が富裕税収入のさらなる大幅削減として提示されている理由を示している。
数字はまた、政治的対立が個々の納税者にとっての税額ではなく、負担の分配に焦点を当てている理由も示している。報告された中で最も低い区分では、13,307人の申告者が合計10.3百万ユーロ、1人当たりおよそ775ユーロを支払った。報道は彼らの資産に対する影響を非常に小さいものと説明している一方、上位の区分は合計でより多くを負担しており、今回の免税枠によって異なる影響を受ける。
バレンシア州政府にとって、この変更はより広範な減税計画の一部だ。野党にとって、同じ計画は公共サービスを支えられる税収を手放す決定を意味する。利用可能な数字は、免除の規模と影響を受ける申告者数を示しているが、この政治的対立を解消するものではない。
バレンシア自治州の今回の富裕税変更により、国民党・ヴォックス政権は高資産納税者向けに、明確に測定可能な新たな減税を実施することになる。免税枠は2百万ユーロに達し、2023年の申告者の84%が納税をやめると見込まれ、州税収はさらに28百万ユーロ減少する。続く論争の焦点は、税制修正案に示された仕組みそのものではなく、州政府がその税収を維持すべきか、それとも地域で最も裕福な納税者により多く残すべきかという点にある。
出典
- Reducir daños del basuco exige enfrentar también la violencia (canamo.net)
- Irlanda busca destrabar el cáñamo industrial tras cultivar solo 11 hectáreas (canamo.net)
- PP y Vox vuelven a bajar impuestos a los ricos valencianos: perdonan más de 62 millones en Patrimonio a 8 de cada 10 (eldiario.es)
- Cuentas sin alma: la trampa ideológica en los presupuestos de la Generalitat (eldiario.es)
- ¿Qué tiempo hará el domingo 2 de agosto en la Comunitat Valenciana? (lasprovincias.es)
- Declarados tres incendios en zonas afectadas por tormentas eléctricas en el interior de Valencia (lasprovincias.es)
- José Mª García (SETT): "Valencia tiene oportunidades para ser un gran 'hub' europeo de fotónica" (valenciaplaza.com)
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- Cannabis club in Dénia ‘caught selling drugs illegally to tourists’: Six arrested (thespanisheye.com)
- Cannabis club in Dénia used for selling drugs dismantled (diariodealicante.net)



